標準装着するタイヤサイズを見てみると、先代(E87)の120iは205/55R16、現行型(F20)の120iは225/45R17を装着しています。これはパワーアップしたエンジンの出力に合わせて操縦安定性やコーナリング性能を向上させるために、トレッドを広げてタイヤサイズを大きくしたといえるでしょう。一般的に幅の広いタイヤを装着すると最少回転半径が大きくなるのですが、トレッド幅を広くしているため幅の広いタイヤを装着した現行型(F20)の120iは先代(E87)の120iと同じ5.1mの最少回転半径となっています。また、ラゲージスペースは先代(E87)が5人乗車時で330L、現行型(F20)が5人乗車時で360Lと大きくなり、ユーティリティの向上に貢献しています。ボディサイズが大きくなり、ホイールベースも先代(E87)の2660mmから2690mmへと30mm延びましたが、1シリーズ特有のキビキビとした走りは健在で、ボディサイズやトレッド幅の拡大によって安定感がプラスされました。
注目して欲しいのはクルマの左右の車輪の中心間距離であるトレッドの数値です。一般的に数値が大きい、広い方がコーナリング性能の向上など様々な効果があるのですが、先代(E87)の1シリーズのトレッド幅はフロントが1480mm・リアが1495mmに対して、現行型(F20)はフロントが1515mm・リアが1550mmとワイドになりました。
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