2012年6月26日火曜日

ZF 6速自動変速機

ZF社のオートマティック変速を採用していることが、BMWを購入する動機でもあった。米国研究所に勤務しているときのことだが、トヨタやGMでは採用してくれたATF添加剤(特許内容ー残念なことに、最高の貢献者Jack Ryerはいまは亡き人になった。ここに記録を残す。)なのにZF社は”木で鼻をくくる”態度で訪問さえ受け付けてくれなかった。当時は、まだ4速だったが、いまや8速が実機となり9速も開発されている。

なお、この6速自動変速には、Tiptronics(日本語では、ステップトロニック付き)という新しい技術が採用された。



4速のドイツ車からBMW に乗り換えたときの感激は、6速の快適さだった。特にスポーツモードでの高速走行 は壮快だった。ただ、ロックアップしたときのショックが大きいので、なぜ私たちのATFを使おうとしなかったのか疑問をもった。こんな強いショック(シャダーという)ならばトヨタもGMも受け付けない。ところが、慣れるにつれて、このシャダーが心地よくなってきたのには驚いた。

現在のBMWは、ZF社だけでなく日本の有名メーカーのオートマを採用している。個人的にはZF社製に乗り続けたい。なぜならば、ATF油無交換を謳うオートマが走行距離が増えるとどうなるのかを知りたいからだ。

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